MMDAgentのWindows開発環境
※version 1.3を元に記述しています。versionによりファイル名が若干変わります。
必要なもの
MMDAgentをソースからビルドするには以下のソフトが必要になります。
- MMDAgent-1.3
- ダウンロード:http://www.mmdagent.jp/
- Source Code の項目から MMDAgent-1.3.zip をダウンロードしてください。
- Microsoft Visual C++ 2010 Express
- ダウンロード:http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/express/
- ダウンロード > Visual C++ 2010 Express > Webインストール から vc_web.exe をダウンロードしてください。
- 開発環境としては下記の Visual C++ 2008 Express Edition とどちらか一方をインストールします。
- Microsoft Visual C++ 2008 Express Edition
- ダウンロード:http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/2008/product/express/
- Visual C++ 2008 Express Edition > Webインストール から vcsetup.exe をダウンロードしてください。
- 開発環境としては上記の Visual C++ 2010 Express とどちらか一方をインストールします。
- DirectX SDK
- ダウンロード:http://msdn.microsoft.com/ja-jp/directx/default
- ダウンロード > DirectX SDK (June 2010) (英語) から DXSDK_Jun10.exe をダウンロードしてください。
- Visual C++ 2008 Express Edition でビルドするときのみ必要です。
Visual C++ 2010 でビルド
- Visual C++ 2010 Express のインストール
- ダウンロードした vc_web.exe を実行します。
- 指示に従ってインストールします。
- MMDAgentのビルド
- ダウンロードした MMDAgent-1.3.zip を解凍(展開)します。
- Visual C++ 2010 Express を起動します。
- メニューの ファイル > 開く > プロジェクト/ソリューション を選択して、解凍したフォルダ内にある MMDAgent.sln を開きます。
- Visual Studio 変換ウィザードが始まるので、指示に従ってソリューションの変換を行ってください。
- 変換が完了すると変換レポートが表示されるので、エラーがないかチェックしてください。
- エラーがなければ、画面中央の「Debug」と表示されているプルダウンメニューから「Release」を選択します。
- 下記の「プロジェクトプロパティの変更メモ」を参考に各プロジェクトのプロパティを変更してください。
- 構成の変更を行ったらソリューションのビルドを実行してください。
- ビルドが完了すると Release フォルダ内に各ファイルが生成されます。
- プロジェクトプロパティの変更メモ
プロジェクト名 | プロパティ | 項目 | 設定値 |
Library_○○○○○ | 構成プロパティ/全般 | 出力ディレクトリ | $(SolutionDir)$(ProjectName)\lib\ |
ターゲット名 | ○○○○○ ※プロジェクト名の部分と一致 | ||
main | 構成プロパティ/全般 | ターゲット名 | MMDAgent |
Plugin_○○○○○ | 構成プロパティ/全般 | 出力ディレクトリ | $(SolutionDir)$(Configuration)\Plugins\ |
構成プロパティ/リンカー | 出力ファイル | $(OutDir)$(ProjectName).dll |
- 互換設定メモ
プロジェクト名 | プロパティ | 項目 | 設定値 |
全て | 構成プロパティ/全般 | プラットフォーム ツールセット | v90 |
Library_PortAudio | VC++ ディレクトリ | インクルード ディレクトリ | $(DXSDK_DIR)Include |
Plugin_Julius | VC++ ディレクトリ | ライブラリ ディレクトリ | $(DXSDK_DIR)Lib\x86 |
- あくまで参考。
- DirectX SDK 必須
- Visual C++ 2010 で作成したプラグインが公開中のMMDAgentで動作することを確認。
Visual C++ 2008 でビルド
- Visual C++ 2008 Express Edition のインストール
- ダウンロードした vcsetup.exe を実行します。
- 指示に従ってインストールします。
- DirectX SDK のインストール
- ダウンロードした DXSDK_Jun10.exe を実行します。
- 指示に従ってインストールします。
- Visual C++ 2008 Express Edition の初期設定
- それぞれのインストールが完了したら、Visual C++ 2008 Express Edition を実行します。
- 初回起動時の初期化が完了したら、DirectX SDKとのリンクを設定します。
- 画面上部の「ツール」メニューから「オプション」を選択します。
- オプションダイアログが表示されたら、左側のツリーから「プロジェクトおよびソリューション」を選択・展開します。
- 展開されたツリーの中の「VC++ディレクトリ」を選択します。
- 右側に現在のリンク設定されているディレクトリが一覧表示されます。
- フォルダのようなアイコンをクリックして以下の2つのディレクトリのパスを設定してください。
- パスの設定が完了したら Visual C++ 2008 Express Edition を一旦終了します。
パス例 |
C:\Program Files\Microsoft DirectX SDK (June 2010)\Include C:\Program Files\Microsoft DirectX SDK (June 2010)\Lib |
- MMDAgentのビルド
- ダウンロードした MMDAgent-1.3.zip を解凍(展開)します。
- 解凍したフォルダ内にある MMDAgent.sln を開きます。
- ソリューションが表示されたら、画面中央の「Debug」と表示されているプルダウンメニューから「Release」を選択します。
- 構成の変更を行ったらソリューションのビルドを実行してください。
- ビルドが完了すると Release フォルダ内に各ファイルが生成されます。
- 最終更新:2012-08-27 15:28:14